母が遺したものたち③
2024年 06月 29日
スマホより投稿。

納骨の目処が経った頃。
「そりゃあれだけ描き続けたんだからなぁ… 画集でも作ったら?」
え?私が?
その手があったか! 行動に移そうかと思ったが、 冷静になって止めた。 もっとやらなければならないことがあるから。
悪性リンパ腫発覚後、 油絵のほとんどは義母が自分で処分した。
エッチングに使用した銅板も。
大きすぎて回収してもらえず、
自分で銅板を小さく切断した。
どんな思いでそれをしたのか…
今でも、
それだけは心から離れない。

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私もね…娘から、
「『(油絵)残したまま死なないでね。』 って言われてるf(^_^;」
「Nさん、来月個展あるんだよね?」
「そうよ!期日までに描かなきゃ♪」
「せめて描くの止めたら?(笑)」
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このために買い替えたのかと思うほど、 シンデレラフィット♪ 
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車では運び出せないものはどうしようか… 
またしばらくモヤモヤします^^

紙の作品は、気軽に引き取って貰えるが、
油絵はどれも大きくて、皆遠慮する。
当たり前だ。

とりあえず御披露目をした。
そして、
しばらく放置した。
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行き詰まっている頃、
義母の親友からLINEが来た。
「キャンバスって上から描けるんじゃない?
学生さんに声かけてみたら?」
確かに!
母校に声をかけようかと思い、
義母の同級生に相談した。
「大学よりも高校の方がいいかもよ…
今はキャンバスの再利用はしないけど、
木枠って買うと案外高いのよ。
学生には高価だから、
木枠だけなら使ってもらえるかも。
T高校の美術科がいいと思うわ。」
大きな油絵はすべて
高校へ寄贈することにした。
海外の展覧会に出展した油絵。
離れ離れになること、
なかなか決意できなかった。
でも…
「生徒が大喜びすると思います。」
先生のその一言で、
そんな気持ちは吹き飛んだ。
「お母さんの油絵ね…
T高校に引き取ってもらうことにした。」
主もホッとしたようだった。
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またしばらくモヤモヤします^^
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冷凍庫が割と空いていたので、
掃除をした。
yamato用にかなりのスペースを使うから、
夏は常にパンパン。
来週は雨降りが続くらしいから、
あちこち断捨離したいな。
今日も笑顔でね♪
by shiba_yama2
| 2024-06-29 08:08
| 11years